20031015

UNION News Letter

鹿児島国際大学教職員組合

執行委員会 Vol.3-5

 

新体制発足にあたって一刻も早い紛争の終結を訴えます

学生がここにきて本当によかったと言える大学・学園づくりのために

教職員一体となった取り組みを!! 

 

今、私たちの学園は、大学・短大をとりまく状況の大きな変化のなかで、危機に直面しているようにおもえます。鹿児島県における18歳人口の急減と連動した全体としての本学への志願者数の減少、学生数確保のための入試の多様化・学生の質の変化による教育の困難(入学学生の質の変化に対応した学生教育への対応の遅れ)、地域経済の停滞・高まる失業率と就職難。国立大学独立行政法人化によって予想される大学間競争の激化(特に、鹿児島大学との競争)、それに加えて、三教授懲戒解雇事件をめぐる紛争と大学イメージの大幅なダウン等々。どのひとつをとっても一刻の猶予も許さない、大学・短大の存亡を賭けた学園の教職員(および同窓生・保護者)一体となった取り組みを必要としているからです。

このようななか、10月1日付で鹿児島国際大学・鹿児島短期大学部新学長として鹿児島市出身で元京都大学総長特別補佐の瀬地山敏氏(セチヤマ・サトシ)前関西大学教授(経済学博士)が就任し(これは、前理事長の津曲貞春氏(83)が健康上の理由で退任し、その後任として菱山泉氏(80)が学校法人津曲学園理事長に就任したことに伴う人事で、津曲理事長は退任の後、同日付で「学園長」(新ポスト)に就きます)、10月7日(水)の就任式においてその抱負を語られました。

新学長は、経済学者として、次のような知見を示されました。すなわち、一方で少子化による学生数の減少があるにもかかわらず、なぜ、他方で、就職難・フリーターという現象が存在するのか。この原因を単純に経済不況と考え、景気が回復すれば、このような問題も解消するといった議論は一面的である。経済というのは複雑系(「進化経済学」のキー・カテゴリー)である。入学試験の多様化によって入り口を広くし、多様な学生を受け入れた私たち大学人が、その出口で現代の変化する社会が必要とする人材を教育によって育て上げ、送り出すことができたかといえばそうではない。予備校のデータによれば、大学評価の基準は、就職率・フリーターの数とCOECOLであり、大学に入学してくる学生が大学に期待するものがこのデータに示されている。したがって、このような学生の期待に応える教育ができていないところにこそ、この現象を生み出す根本的な原因がある。

このような趣旨の挨拶を自戒の念も含めて語られていたのが印象的でした。

学生がこの大学・短大にきて本当によかった思える大学作りをすること(特に、学生教育に力を注ぐこと)、これがこれからの大学が生き残っていく鍵であり、そのために学園の教職員が一体となった取り組みが必要だという私たち組合の認識と、まさに一致した挨拶だと感じたのは私たちばかりではなかったと思います。問題は、学園の教職員が一体となった取り組みをいかにして作りあげるかということではないでしょうか。私たちは、学園の構成員のひとりひとりが、組合員であるかどうか、どの学部・部署に属しているのか、役職についているかどうか、教員か職員か、といった違いをのりこえて、ともに大学の未来について語り合い、一致点を見出しながら、よりよい大学作りのための実践を積み重ねていくことが必要だと思っています。そのためには、私たちの職場が、それぞれの教職員にとって、自由闊達に意見をいうことのできる、自らの仕事に誇りがもて、働きがいのある場所であること、この大学・短大に就職して本当によかったと言える場所であることが必要です。

そして、今、そのような取り組みの最大の障害になっているのが、三教授懲戒解雇事件をめぐる紛争なのです。大学内部に紛争をかかえる大学で、教職員が一体となった取り組みをすることは不可能なことだからです。一刻も早い紛争の終結が望まれます。

IUKのホームページによれば、瀬地山新学長は、「1936年鹿児島市生まれの67歳。鹿児島県立甲南高校から京都大学経済学部に進学。長年にわたり京都大学経済学部教授を務めたほか、同大学で経済学部長・大学院経済学研究科長、大学総長特別補佐などの要職を歴任しました。国際的にも著名な学者で、近年「進化経済学会」を組織し初代会長に就任するなど、学識の豊かさに加えて、リーダーシップも兼ね備えています」との紹介があります。

おそらく、鹿児島出身ということもあり、残りの人生をこの大学に賭け、骨を埋めるつもりで新学長に就任されたものと推察されます。学識の豊かさとリーダーシップを発揮され、一刻も早い紛争の終結と新しい大学作りのために一歩踏み出されることを切に期待するものです。

 

 

 

 

 

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今後の裁判日程

 

三教授解雇事件(非公開/ラウンドテーブル)

1029日(水)PM330〜 鹿児島地裁

 

名誉毀損・損害賠償訴訟(第4回口頭弁論)

1126日(水)PM100〜 鹿児島地裁

 

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今期の組合のホームページができました

http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9158/

ご意見をお寄せください!

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